芸能系専門学校の卒業後に大学に行くことは可能?
芸能系専門学校に行くか迷っている人の中には、もしうまくいかなかったら大学に入り直すことができるのか、気になる方も多いのではないでしょうか。ここでは、専門学校に入る前に知っておくとその後の選択肢が広まること、芸能系専門学校を卒業した後に大学に行くことができるのか、編入試験は難しいのかといった情報をお教えします。
卒業後に大学に行きたくなったら?
結論からいうと、専門学校に在籍中、卒業見込み、卒業済みの人は、基本的に大学への編入学が可能です。文部科学省による大学への編入学要件は「専修学校の専門課程(修業年限が2年以上、総授業時数が1,700時間以上または62単位以上であるものに限る)を修了した者」となっています。ちょっと分かりにくいかもしれませんが、専門学校で2年以上、1,700時間もしくは62単位以上学んでいれば大学に編入学できるということです。
逆に、専門学校を中退してしまったり、そもそも上記の条件を満たすことができない専門学校であったりすると、条件を満たせず大学への編入学は認められないということになります。同じ専門学校であっても、コースや学科によって要件を満たすコースと、満たさないコースがある場合もあります。
「大学への編入学も考えている」という方は、専門学校やコースが編入学の要件を満たすか確認しておくとよいでしょう。大学への編入学には、2年生から編入学する「2年次編入学」と3年生から編入学する「3年次編入学」の2つがあります。3年次編入学は専門学校2年次の夏~冬にかけて希望する大学への出願を行い、編入試験を受験します。編入学試験の出願・受験時期は7月~2月頃まで大学によってバラバラなので、自分の受けたい大学の日程は早めに確認しておくといいでしょう。
編入学試験は難しいの?
編入学試験の科目は一般的に「英語」「小論文」「面接」の3つです。なかには「小論文と面接のみ」という学校もありますが、専門科目が受験科目として追加されるケースもあります。「2~3科目しかないし、簡単そう」と思うかもしれませんが、実は編入学試験はそれほど甘いものではありません。
まず、編入学試験では一定以上の英語力が求められます。英語力の目安はTOEIC600点以上、国公立大学やMARCH以上の私大の場合は700~800点程度です。編入学試験の英語科目では英作文や長文読解など、総合的な英語力がないと解けない問題が多くなっており、それも編入学試験の難易度を高めています。また、英作文や小論文、面接などは問題と答えが明確にあるわけではないため、誰かに見てもらって適切なフィードバックを受けなければクオリティを上げることができません。編入学試験対策は独学が難しいといわれているのはこのためです。
編入学試験のフォローが強みの、英語を中心に学ぶことのできる専門学校もあるので、大学の編入学試験を受けたいと考えている人は、そうした専門学校に入りなおすことを検討してみてもいいでしょう。小論文や面接では、大学で専門科目の授業についていける教養レベルや学力が備わっているか、専門科目について学ぶ意欲を持っているかを確認されます。法学部の試験では法律学や政治学について、経済学部の試験では経済学の基礎について質問されるため、こちらもしっかり勉強しておく必要があります。
編入学試験は、そもそも編入学制度を知る人が少なく受験者が少なかったり、大学側の受け入れ人数が少なかったりして、試験傾向や倍率といった編入学試験についての情報は手に入りづらい傾向にあるようです。そのことも編入学試験が対策を立てづらく、難しくする要因となっています。ただ、一般の大学入試の平均倍率が3~4倍であるのに対して、編入学試験の平均倍率は2.5倍前後なのでもちろん受験する大学にもよりますが、平均倍率だけをみると一般入試よりも編入学のほうが倍率は低くなっています。
大人になって学び直すという選択肢
専門学校から大学に編入学すると、現役で大学に行った人と一緒に卒業できるといったメリットもありますが、大学にもよりますが専門学校の単位が卒業に必要な単位としてカウントされず、大学での単位取得が一年から在籍している大学生よりも大変になるケースもあるようです。
3年次に編入学した場合、入学した年の後半からは就職活動が始まります。入学後の新しい環境に少し慣れてきたらすぐ就職活動と慌ただしく感じるかもしれません。また、3年次編入学では長期の交換留学や教職課程の履修は時間的に現実的ではないことが多いです。そうした希望がある場合は2年次編入学を目指しましょう。
一度社会に出て落ち着いてから学び直すという選択肢もあります。編入学の資格は、社会に出てもなくなりません。むしろ一度社会に出て働き「学びたい」という気持ちが高まってから大学に入学したほうが、勉強を楽しむことができます。今や大学にはいろいろな年代の人が通っているので、大人になってから学び直すことも選択肢の候補に入れてもいいのではないでしょうか。
芸能系専門学校に興味があるけれど、将来への不安があって悩んでいるという方は、編入学の仕組みを知っておくことで少し安心できるのではないでしょうか。大学への編入学試験は難易度が低いわけではありませんが、しっかりと対策をすれば充分に合格を目指すことができます。将来の選択肢を狭めてしまわないよう、こちらで紹介した内容も参考にしながら学校を選んでみてください。

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